診療・治療ご案内


妊婦さんの安心歯科治療

妊娠中の歯のトラブルは、生まれてくるお子様にも影響します
定期的な検診と適切な治療を受けましょう

いずみ中央歯科医院では歯周病治療のスペシャリスト

女性は妊娠すると、むし歯や歯周病など、歯や口の中のトラブルに見舞われやすくなります。

妊娠中の歯周病は、妊婦さんの歯の健康を損なうだけでなく、早産や低体重児出産のリスクにつながることが指摘されています。また、むし歯の場合も、胎内への虫歯菌の母子感染により、生まれてくるお子様の歯もむし歯にかかりやすくしてしまうリスクがあります。

妊婦さんには、ご自分と生まれてくるお子様とがともに健康な歯であるために、まず、プラーク(歯垢)・歯石除去の診療や歯周病検査を受診していただき、その後も定期的に検診を受けられることを、当院ではおすすめします。

現在どこの市町村でも、妊婦さんの歯科健診を無料または一部自己負担(横浜市は2012年度は無料)で実施しています。しかし、受診できるのは1回だけで、内容も問診・視診・保健指導までで治療や予防処置はありません。

1回だけの無料歯科健診では妊婦さんの歯は万全とは言えません。定期的に検診を受けることで、自覚症状のないむし歯や歯周病も早期に発見し、安全で適切な治療をお約束することができます。
妊娠されている方は、ぜひ一度、お気軽にご来院ください。

妊婦さんと胎内のお子様の安全を最優先に診療しています

当院では、妊婦さんの体調・状態に合わせた無理のない診療と、生まれてくるお子様のことまで考えた安全・安心な診療で、妊娠期に最善のデンタルケアを提供しています。

プロフェッショナルケアで歯と口の中をいつも清潔に

  • 妊娠中はプラーク(歯垢)・歯石が溜まりやすくなり、むし歯や歯肉炎(初期の歯周病)のリスクが高まります。スケーリングやルートプレーニング(必要ならPMTC)などのプロフェッショナルケアで除去し、口の中を清潔な環境に整えます。
  • 出産期まで定期的に受けられることで、むし歯や歯周病への感染予防ができます。

妊婦さんに合ったブラッシング指導と正しいセルフケアをアドバイス

  • 妊娠中の歯みがきは、ふだんと同じようにブラッシングしても歯肉(歯ぐき)が腫れたり傷つくことがあります。また、味覚の変化によって歯ブラシ嫌いになる妊婦さんもいます。
  • 当院では、そうした妊婦さんお一人お一人の歯と歯の周りの状態、体型、つわりの状況、味覚や生活のサイクルなどに応じた最適のブラッシング指導を行い、正しいセルフケアの方法をアドバイスします。
  • また、ご要望があれば、予防関連の器具や母胎に安全なオーラルケア商品(フッ素やキシリトール)などについてもアドバイスします。

薬剤・麻酔剤は極力使用しません

  • 歯科診療に認められている薬剤や麻酔薬は、妊娠中の患者さんに使用しても影響はないとされていますが、当院では、妊婦さんによってある個人差と胎内のお子様の安全に万全を期すため、極力使用しない方針です。
  • そのため、外科的な治療は、緊急性がないかぎり妊娠中は行いません。
  • ホットストーンもご用意しております

    ホットストーンもご用意しております

  • ただし、患者の妊婦さんが感じる痛みが非常に強いケースや症例によっては、やむを得ず使用することもあります。その場合でも、妊娠中・授乳中も安全とされている薬剤を、十分なインフォームドコンセントを尽くしてご了解いただいてから使用することとしています。
  • 麻酔剤を、やむを得ず、ご了解いただいて使用する場合は局所麻酔とし、無痛分娩にも用いられ安全性が確認されているている薬剤(キシロカイン)を用います。

デジタルレントゲンによるX線撮影も原則行いません

  • 当院は、被ばく量が従来のレントゲンの1/3~1/7で済むデジタルレントゲンを使用していますが、妊婦さんには使わないことを原則としています。
  • ただし、かなり進行した歯周病や歯の根の治療が必要なケースでは、十分なインフォームドコンセントをもとに、ご了解があれば使用することともあります。
    ※従来から、歯科X線撮影は性腺・子宮から離れているため、胎児への放射線の影響はほとんどないとされています。また、デジタルレントゲンでの被ばく量は従来より小さく、数値上は限りなくゼロに近いとされています。)

楽な姿勢で、休みながら治療を受けられます

  • 妊婦さんご自身がもっとも楽な姿勢、負担のかからない体勢で診療します。遠慮なくご希望を申し出てください。
  • 治療の途中で気分が悪くなったようなときは、しばらく休んでいただき、回復したらいつでも再開します。

なぜ妊娠中はむし歯や歯周病になりやすいのでしょう?

女性は妊娠すると女性ホルモンの分泌が増加します。このことが、むし歯や歯周病など歯の病気・トラブルを起こしやすくする主原因とされています。

女性ホルモンの分泌が増えると、ふだんは唾液の働きで中性に保たれている口の中が酸性に傾き、唾液にも粘りが出てきます。この環境は虫歯菌や歯周病菌にとって都合がよく、むし歯や歯周病が発症しやすくなります。
これに加えて、妊娠中に生じる次のようなことも、妊婦さんがむし歯や歯周病に冒されるリスクを高めます。

  • 酸味の強い食品、清涼飲料、甘いものを摂ることが多くなり、食生活や生活習慣が乱れ、栄養バランスが偏るため、新陳代謝による口の中の免疫力が低下してしまう。
  • 子宮が大きくなると胃が圧迫されるので食事の量が減り、間食が増える。その結果、口の中に細菌のエサになる食物カスが増えてしまう。
  • 悪阻(つわり)があるため、歯みがきなど口の中の清掃が十分にできず、細菌性のプラーク(歯垢)が増えてしまう。

妊娠中になりやすい歯の病気

妊婦さんに起きやすい歯のトラブルには、次のような疾患があげられます。

  • むし歯(う蝕)
  • 歯周病(妊娠性歯肉炎)
  • 智歯周囲炎
    親知らずが完全に生えずに、一部が歯肉(歯ぐき)に覆われている状態にある妊婦さんにおきやすい歯肉周囲の炎症です。
  • 口臭
    つわりなどによる口の中の清掃不良や胃酸の逆流が原因の口臭と、歯周病に伴う細菌由来の口臭があります。
  • 口内炎
    つわりなどによる口の中の清掃不良や胃酸の逆流が原因の口臭と、歯周病に伴う細菌由来の口臭があります。
お子様の歯の治療・相談ならいずみ中央歯科医院におまかせください。横浜市泉区中田駅前、土曜日曜祝日も受け付けております