治療後に虫歯が再発するのはなぜ?


2024.12.10

治療後に虫歯が再発するのはなぜ?

虫歯治療後の再発について

虫歯の治療を受けた後、しばらくしてからまた歯が痛むことはありませんか?
虫歯治療は一度受ければ完治するわけではなく、毎日のセルフケアや詰め物・被せ物の管理、メンテナンスが必要です。

虫歯が再発する原因4選

治療による歯の強度低下
歯の構造は、根っこの部分に神経があり、その上に柔らかく酸に溶けやすい象牙質、その上が硬いエナメル質で覆われています。虫歯の治療では、症状の程度によってエナメル質を削ることがあります。治療した虫歯が重度であるほど、削る範囲が広くなり、歯の強度が低下して再発しやすくなります。
詰め物の劣化
虫歯治療では、進行している患部を削り、細菌を除去し、最後に詰め物をして被せ物で覆います。しかし、詰め物や被せ物は時間とともに劣化し、歯との隙間が生じることがあります。この隙間から虫歯菌が再発しやすくなります。
劣化した詰め物の放置
治療した虫歯は他の歯よりも症状の進行が早く、異変に気づいたら早めの診断が必要です。劣化した詰め物や被せ物を放置すると、歯髄までの進行が早まり、根管治療や抜歯のリスクが高くなります。
治療後のケア不足
治療後に油断してしまうと、虫歯が再発しやすくなります。治療後は、歯磨きの習慣やブラッシングの方法を見直し、毎日のセルフケアを充実させることが大切です。また、定期的な歯科検診も必要です。3ヶ月に1度のチェックが再発防止に役立ちます。

治療後に虫歯が再発する怖さ

虫歯治療が再度必要になると、さらに歯を削ることになり、歯がどんどん減っていきます。
虫歯の進行は歯の層を段階的に蝕み、歯髄まで菌が繁殖します。
歯髄まで虫歯菌が繁殖している場合は、神経を取り除く根管治療が必要です。
歯根まで達した虫歯は抜歯が必要となり、歯を残すことはできません。

虫歯が再発したらどうすればよいのか

虫歯が再発したと感じたら、できるだけ早めに歯科医院で治療を受けることが必要です。早めに治療することで、自分の歯を失うリスクが少なくなります。

定期健診や治療のご予約はお早めに!

お口の健康を守るため、定期的なメンテナンスや早期の治療がおすすめです。
気になる症状や、久しぶりの健診をご希望の方は、ぜひお早めにご予約ください。

歯科診療予約なら中田駅前いずみ中央歯科医院まで。ご予約は045-801-0008へお電話ください