歯は食べ物を加工する大事なツール
それぞれの歯の役割
歯は、場所や形によってそれぞれ違った役割を持っています。
異なる役割を持った歯のいろいろな働きで食べ物を口の中へ入れた時に砕いたり、切ったり、潰したりして飲み込みやすく、消化しやすくしているのです。
それぞれの歯の役割を知りましょう
切歯(前歯)せっし
前歯は、切歯といい、大工道具のノミのように、食べ物を噛み切って食べやすい大きさにするのに使われます。
犬歯けんし
前歯から3番目の、糸切り歯ともいわれる歯です。先がくさび型にとがっていて、食べ物を引き裂くのに都合のいい形をしています。
小臼歯しょうきゅうし
犬歯の奥には、小臼歯(しょうきゅうし)があります。これは、硬い物をペンチのように噛み砕く役割をしています。
大臼歯だいきゅうし
さらにその奥には、大臼歯(だいきゅうし)があります。食べ物を細かくすりつぶし、唾液と混ぜ合わせて飲み込みやすくする働きをしています。
それだけではない歯の大切な役目
”歯ごたえ”や”歯ざわり”などといわれるように、味わう以外の食感にも歯は重要な役割を果たしています。
また、異物が口の中に入ったときに、歯ざわりで感じ取って飲み込まないようにもします。