歯肉炎と歯周炎の違い
歯肉炎と歯周炎の違いって?
大きな違いは、歯を支えている骨がとけているかいないかです。
歯周病は、自覚症状がないまま少しづつ、そして確実に進行していく病気です。「歯肉炎から歯肉炎へ」と徐々に症状が進行していきます。
歯肉炎
歯周病の初めの段階ではまずプラークが歯の表面についていることによって、歯ぐきが赤く腫れて炎症を起こしたり、歯みがきで出血する等の症状があります。
改善方法は、プラーク・歯石を落とすことです。プラークは歯ブラシで落とせますが、歯石は除去できませんので、定期的に歯科医院で除去する必要があります。
歯周炎
歯ぐきが腫れたり、出血するだけでなく、プラーク・歯石によって歯を支えている骨が溶かされたために歯がグラグラしたり、歯が長く出っ歯に見えるような症状です。
歯周炎になると、歯を支える骨が溶けてしまうので「歯周ポケット」が深くなりプラークがより溜まりやすくなり、普通の歯磨きではプラークを取り除く事が出来なくなるため、歯科医院で治療を行わなければ症状が悪化し、最終的には歯が抜けてしまいますので注意が必要です。
歯肉炎・歯周炎を見分けるためには
歯科医院で歯ぐきのチェックをしましょう。
「歯周ポケット」を測ることによって今の歯ぐきの腫れ具合、歯を支える骨の状態がわかります。