乳歯(永久歯の案内人)
乳歯の正しい歯並びが、健康への第一歩
正しい歯並びは噛む能力を高め、正しい発音を助け、顎の発達やバランスのよい顔の発育を促します。悪い歯並びは遺伝すると言われていましたが、現代では生まれてからの生活習慣が大きな原因となっています。たとえばこどもの悪い癖や、やわらかい食べ物による顎の発育不良、また乳歯と永久歯の生えかわりが正しく行われないためなどがあげられます。
乳歯の歯並びが悪くなる癖の例
- 指しゃぶり
- ほおづえをつく
- 口で息をする
- 爪や鉛筆を噛む
乳歯が抜けるのにも適齢期があります
乳歯が食べ物を噛み砕き、どんどん栄養を摂って、成長するためになくてはならないものです。しかも、子供の顎の中で永久歯が作られる大切な時期。その永久歯がいざ生えてこようとしたときに、案内人になってくれるのが乳歯です。乳歯が虫歯になって適齢期よりも早く歯が抜けたり、顎の発達が悪いと永久歯が映えてくるスペースが確保できないため、歯並びが悪くなってしまいます。特に乳歯の奥歯が早い時期に無くなると、そのスペースに隣の葉が移動して永久歯が正常に生えてこなくなってしまいます。
乳歯が早く抜けてしまう場合の悪影響例
- 食べ物が十分に噛めない
- 食べかすがついて汚れやすい
- 歯磨きがしにくい
- 歯垢や歯石がたまりやすい
- 息が漏れて正しい発音ができない
もし適齢期前に乳歯をなくしてしまったら
乳歯のなくなったスペースを正常に保つ治療があります。永久歯が正しい位置に生えてくるよう、乳歯のかわりに案内します。
簡単な矯正治療ですので、お気軽にご相談ください。
大切な乳歯を早くなくさないために、歯磨きと、しっかり噛む習慣をつけさせましょう。
