よく噛むことはよく生きること
よく噛むことはよく生きること
「噛むこと」なんて、呼吸するのと同じくらいに当たり前で、改めて考えたことがない人もいますよね。でも、私たちは口から食べ物を取り入れて、それが消化・吸収されて、はじめて血や肉になるのです。よく噛むと、よいことがたくさんありますよ。
肥満を防ぐ
よく噛むと脳にある満腹中枢が働いて、私たちは満腹を感じます。よく噛まずに食べると、満腹中枢が働く前に食べ過ぎて、その結果太ります。よく噛むことはタイエツトの基本です。
歯の病気を防ぐ
よく噛むと唾液がたくさん出て、口の中をきれいにします。この唾液の働きが、虫歯になりかかった歯の表面をもとに戻したり、細菌感染を防いだりして、虫歯や歯周病を防ぎます。
味覚の発達
よく噛むと、食べ物本来の味がわかります。人は濃い味にはすぐ慣れてしまいます。できるだけ薄味にし、よく噛んで、食材そのものの持ち味を味わいましょう。
ガン予防
唾液に含まれる酵素には、発ガン物質の発ガン作用を消す働きがあるといわれ、それには食物を30秒以上唾液に浸すのが、効果的なのだそうです。
言葉の発音がはっきり
歯並びがよく、口をはっきり開けて話すと、きれいな発音ができます。よく噛むことは、口のまわりの筋肉を使いますから、表情がとても豊かになります。
胃腸の働きを促進する
よく噛むと消化酵素がたくさん出ますが、食べ物がきちんと咀嚼されないと、胃腸障害や栄養の偏りの原因となります。
偏食なく、なんでも食べることが、生活習慣病予防にはいちばんです。
脳の発達
よく噛む運動は、脳細胞の動きを活性化します。あごを開いたり、閉じたりすることで、脳に酸素と栄養を送り、活性化するのです。子供の知育を助け、高齢者はボケ防止に役立ちます。
体力向上と全力投球
「ここ一番」力が必要なとき、ぐっと力をいれて噛みしめたいときに、丈夫な揚がなければ力が出ません。