デンチャープラークとは


デンチャープラークとは

入れ歯のカス(プラーク)もプラーク同様細菌の塊

入れ歯(義歯)のことをデンチャーといいます。
入れ歯もきちんとお手入れをしないと、歯と同じようにプラーク(歯垢)が付着します。

入れ歯についたプラークをデンチャープラークといいます。デンチャープラークもプラーク同様、細菌の塊です。

入れ歯の種類と材質

多くの場合、義歯の材料にはプラスチックが用いられています。

  • 総入れ歯(総義歯)総入れ歯(総義歯)
  • 部分入れ歯(局部義歯)部分入れ歯(局部義歯)

入れ歯の特徴と注意点

  • プラスチック製の入れ歯は吸水性があり、汚れや細菌が不着しやすい。
  • 臭いなども吸着されやすく、清掃を怠ると口臭発生の原因になります。
  • 装着中は、粘膜と入れ歯との隙間に細菌が繁殖しやすい環境にあります。
  • プラスチックにキズがつきやすく、間違った手入れ方法で入れ歯の表面にキズをつけるとさらに細菌が不着しやすくなります。
  • 噛むことによって入れ歯が微妙に動き、軟らかい粘膜面をこすって刺激します。そのため粘膜はキズがつきやすく、入れ歯を不潔にしておくと口内炎ができやすくなります。

入れ歯の手入れが不充分だと・・・

  • 義歯性口内炎の原因になります。
  • 口臭の原因になります。
  • 入れ歯に色素沈着や歯石沈着がおこります。
  • 部分入れ歯の場合、維持措置(クラスプ・バネなど)のかかっている歯や残っている歯がムシ歯や歯周病になりやすくなります。

入れ歯の清掃方法

毎食後、入れ歯をはずして清掃しましょう。

ブラシによる機械的清掃と義歯洗浄剤による化学的清掃の併用が理想です。一日一度は義歯洗浄剤で殺菌洗浄しましょう。

入れ歯の清掃方法と汚れ具合の関係

入れ歯洗浄剤の使い方

はずした入れ歯は先にブラシで清掃し、義歯洗浄剤を溶かしたぬるま湯に入れます。(汚れがひどい場合には一晩つけておきましょう。)

浸漬・洗浄後、歯ブラシを使用して流水下で仕上げ洗いをします。(落して破損させないよう、水を張った洗面器などの上で洗います。)

入れ歯みがきの注意点

  • 小さな入れ歯でも必ずはずしてかたみがきましょう。
  • 落として破損したり排水口に流さないように、水を張った洗面器の上で洗いましょう。
  • 軽い力でみがきましょう。あまり力を入れすぎるとプラスチックにキズをつくる原因になります。
  • 部分入れ歯の場合、クラスプやバネは小さな歯ブラシで丁寧にみがきましょう。力を入れすぎてクラスプなどを曲げたり変形させたりしないよう気をつけましょう。
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